安比塗漆器工房日記

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2007年 07月 26日

回るお椀

さて、今日は以前言っていた「研ぎ」について。

塗りと同じで、漆器つくりにはかかせない工程です。
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↑砥石や、サンドペーパー、炭を使って、塗面を削っていく。簡単に言うとそんな感じの作業をします。
安比塗は、塗りの作業とこの「研ぎ」の作業を交互に5,6回行っていきます。
つまり、1回塗れば研いで。また塗って研いで、、、、の繰り返し。

なんで「研ぎ」が必要なのか?
例えば、、、↓下の画像ですが、、、、
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↑小さい点と、縦に入った筋が見えるでしょうか?↑
小さいのは「ごみ」。縦の筋は「刷毛目」(刷毛を通した跡)です。
この、小さい凸凹をなくして、綺麗な面を作るため。さらに、次に塗る漆の食い付を良くするために「研ぎ」の作業は必要になってきます。
研いで綺麗な面を作るので、ただ、サンドペーパーなどを当てればいいという話ではないのです。
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↑ごみの小ささが伝わるでしょうか?↑
これくらいのごみでも、だいぶ大きい方なんです。ごみが付いたぶん、研ぎの手間が増えるので、なるべくごみを付けないように気をつけます。
(上塗りは、小さなごみ一つ許されません)
刷毛目も同じで、なるべく刷毛目が立たないほうが研ぎの作業が楽になるのです。

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↑そして、塗ったお椀はこうして、回転ロクロでくるくる回されます。
回っているお椀にサンドペーパーなどを当てて研いでいきます。
回転ロクロを使うことで、手で研ぐよりも綺麗に早く正確に研げるのです。

回転ロクロでお椀の研ぎをしていて、目を回すことがあるって聞いたことがあるのですが、、、、
はたして本当なのか????
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by appinuri | 2007-07-26 18:08 | 漆について


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