2007年 07月 12日
昨日と変わらず肌寒い安代からお届けします、安比塗漆器工房日記。スタッフのカナリです。 今日も漆の話をお伝えしていこうかと思います。 昨日は木地の画像をのっけましたが、今日はその続き。 「木固め」のことを。 このお椀たちは、漆(生漆)をたっぷりと吸い込んだところです。↑ 昨日の木地の画像と比べてみて下さい。 一目瞭然で、すっかり色黒になってますよね。 「木固め」と言って、木地に漆をたっぷりと染み込ませる最初の作業になります。 木地を強くするために欠かせない大事な作業です。 なので、仕上がってきた木地には必ずこの「木固め」の作業をします。 より吸い込ませるために、生漆に溶剤を少し混ぜて希釈したものを塗ります。 木の種類によっては、よく吸い込むものと、そうでないものとがあります。 木目がつまっているか、つまっていないかで違いがでるのです。 上の画像のお椀たちは栃の木ですが、よく吸い込んでいい色になっていますね。 この後、弁柄漆を重ねていくので、この色が見れるのはこの時までです。
by appinuri
| 2007-07-12 19:01
| 漆について
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